このタイトルは、ある詠み人知らずの英詩によった。
たったひとつの短い詩が、初めて詩というものを見つめ直すキッカケを私に作ってくれた。
その"SummerWhisper"を手にしたのは12歳の夏だった。
未だに分からないあの詩の作者と、遠い夏の日にこの詩を書いていた私、そして昔12歳だった全ての人たちへ…

緑のうた

白い雲の幕がひらかれ
青空の舞台のもと
風が奏でるメロディーに合わせて
緑が唄う
夏の日差しを浴びて
緑が叫ぶ
いのちの歌
いのちの叫び
のびゆく若葉の祈りをこめて
天までとどけ!

セミとヒグラシの鳴き声
燃えるような暑さ
はるか遠くの地平線には
陽炎が燃えている
静かな昼下がり
外では虫取りをしている
小さな子供達の笑い声
プールバックを肩にかけ
おしゃべりしながら歩いてくる3人の女の子
空のかなたから キーンと
飛行機の飛ぶ音が耳に入った
今年も楽しい夏になりそうだ

夜は昼の暑さを忘れさせてくれる
夜は心を落ち着けてくれる

だから
私は夜が好きだ

私の家からじゃ
星も見えないけど
私は夜が大好きだ

静かな時間をくれるから

さざ波

白昼 私は浜辺に立った
ふと足もとを見ると
パシャパシャと
さざ波が足をなでて
とても冷たかった

海面に反射する
美しい波紋を見ていると
吸い込まれる感じがする

さあ 泳ごうっと

太陽と月

私は太陽が好き
明るくて暖かい陽射しと
さわやかな青空をくれるから

私は月も好き
柔らかい光と
夜の静けさをくれるから

みんな大好き
それは私たちに
たくさんの楽しみをくれるから

輝く海

太陽の光が
真夏の海に射してきて

浜辺の砂が
金色に輝いている

言葉を失った

私はただじっと黙って
光り輝く海を見つめていた

花火

パチパチと
小さな音をたてるのは
かわいらしい線香花火

シュウウーと
勢いよく音をたてるのは
七色の変色花火

ドーンと
迫力のある音をたてるのは
大きな打ち上げ花火

夏の夜空を飾る
最高の光を放っている

雲海

この大空を
鳥のように飛んでみたい

この雲海に
鳥のように羽ばたいてみたい

そんなことを思っていると
本当に鳥になったような気がしてくる

あの白い雲を
どこまでもどこまでも
追いかけていきたいなぁ

私の頭の上を一羽の鳥が
ピィーピィーと鳴きながら
空高く飛んでいった

水平線

この海のはるか遠くには
なにがある?

水平線の向こうには
なにがある?

波が浜辺に押し寄せ
ゆっくりと空を流れる白い雲

そんな中で
空を舞うカモメに聞いてみた
「海の向こうには なにがある?」

そんな私の言葉を背に
カモメは
ゆっくりと水平線の向こうに
消えていった

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