山南「…もう止しましょう。やれ誰がどの役職だ、隊を乱したから粛清だ、などと争うのは不毛です」 土方「だったら、隊を自分のものにしようって奴らとどう戦うって云うんだ?」 山南「ここは一つ、提案があります。…『選挙』です」 土方「何なんだ、そりゃあ?」 山南「要職に就く人物を支持者の数で決める西洋の制度です。これならば無駄な血は流れませんし、敗れた者も納得するでしょう」 土方「…つまりは、贔屓を集める勝負か。面白れぇ…!やってやろうじゃねぇか…!」 … 近藤「近藤勇!近藤勇をよろしくお願いします!理想の為に手段を選べない事もありました…。私のことは嫌いでも、新選組のことは嫌いにならないでください」 芹沢「潰すつもりで来い。若いのに席を譲れと言う向きもあるらしいな。だが、席を譲らねぇと上に行けねぇような奴は出端から勝ち残れねぇよ」 伊東「私が局長になったら新選組は壊れる…などと言われているようですが、決して新選組は壊しません!勤皇に生まれ変わるのです」 … 土方「見てろ…。この喧嘩で俺は近藤さんを男にしてみせるぜ」 沖田「…とか言ってる土方さんが、一番ガチ勢じゃ無いですかwww」 井上「監察方と一番組の皆さん。活動お疲れ様です。六番組がお茶を入れましたよ」 … 平間「…実弾は粗方ばら撒きました」 新見「よし。大和屋あたりにあと百両ほど出させるか。平山」 平山「わかりやした。大砲の二、三発もぶっ放してでも出させやす。ついて来い、野口」 野口「えぇ…?(困惑)」 … 鈴木「流石は兄上!兄上の知的で爽快な弁舌に落ちない者はいませんよ!」 毛内「ビラが仕上がりました。新井君と篠原君と阿部君とで複写にかかりますね」 藤堂「我ら高台寺党なら、きっと勝てます!まさかの時の比例区当選がありますから!“党”だけに」 服部「えぇ…?(困惑)」 … 斎藤「貴方が屯所で一人とは珍しい。原田さんは?」 永倉「祭り騒ぎに浮かれて飛んで行った。『おやつに実芭蕉は入らねーけど、漬物は入るらしーぜ?ちょっくら五十文もらって来るわ』とか言いながら」 斎藤「あぁ。選挙活動の手伝いでおやつ代が出るとか云う。…そう言う貴方は行かないんですか?」 永倉「政治は興味無い」 斎藤「…ですね」 ※次回、〜まずは戦おう!話はそれからだ〜…に続きません。一人一票は大切に☆