この詩を私の友人なおリンさんに捧ぐ

ちいさな しあわせ

それは 何気ないこと
晴れた日のあたたかい太陽
眩しい空の下で干す洗濯
街ですれ違ったおしゃれな人
家路を急ぐ子供たちの笑い声
店の外で飼い主をじっと待つ健気な犬
道端に咲く一輪の花
それは とりとめのないこと
友達との長電話
上等な肉の特売
美味しく炊けたご飯
家族の「ただいま」の声
その家族で囲む食卓
そこに溢れる 偽りのない笑顔
それは 小さな幸せ
ひとつだけでは 大きな幸せには 届かない
でも
小さな幸せを ひとつ ひとつ 積み重ねることで
幸せは 大きく 大きく 育っていく
小さな 小さな 幸せは
やがて
大きな 大きな 幸せになっていく

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